• TEL : 03-6869-4327
  • 〒103-0027
    東京都中央区日本橋2-2-3
    RISHEビル UCF4F

専門コラム 「週間ルーセント通信」 第53話 イベントの効率的活用法

皆さん、モーターショーはご存知ですか?
自動車メーカーをはじめ、主要部品メーカーが一同に介して、
未来を見据えたコンセプトカーや車に関わる最新技術の展示を行う
一大イベントですので、見に行かれる方も多いか思います。

同様に、あなたの会社に関わる技術に関連する展示会や、
その最終製品をあつかうイベントなども、知名度の大小はあっても
定期的に開催されていて、出展や参加をしたことがあると思います。
中小製造業のマーケティングと観点では、こういったイベントや
展示会は積極的に活用すべきでしょう。
いままで取引がなかったお客さんと新しい商談の種が見つかる可能性が
ありますし、すでにお付き合いがある顧客にも新技術・新製品のお披露目
としては最高の舞台です。

同時に、いくつか注意しなければならない点もあります。
これを外してしまうと、単に時間と予算を無駄に使っただけ、という
残念な結果になりかねません。
具体的にどう考えればいいのか、そのポイントをあげてみます。

1. イベントや展示会自体の開催趣旨を確認する。
もとも重要なポイントでありながら、以外に疎かにしがちなポイントです。
主催者側は、ある特定の意図を持ってスポンサーを集め、イベントを
開催します。どういった業種のどんな会社に参加してもらいたいのか。
それによってどんな人や会社に参加してもらいたいのか、イベントの規模は
どのくらいを想定しているのか。
こういった開催趣旨から想定来場者の属性を事前に確認する必要があります。
それによって、あなたがコストを払って参加をするべきかとうかが判断できます。

2. 参加する場合は目的を明確にする。
開催趣旨を確認し、来場者の属性から参加を決めたとします。そのときには、
あなたが参加するための目的を明確にする必要があります。
目的を明確にすることでゴールが設定できるからです。
ゴールが設定できれば、費用対効果が測定できるからです。
よくありがちなのが、「業界のイベントだから」とか「毎年参加しているから」
などの付き合いや惰性で出展するケースです。
動機がどうであれ参加すると決めたからには、ゴールを設定すべき
でしょう。
そして終了時に費用対効果を見て、その参加動機と効果を天秤にかける、
さらに次をどうするかは社長としてのあなたの判断です。

3. 属性に合わせた展示内容、コンテンツを用意する。
実は、ここが最も大切でありながら、準備としては難しいところです。
普段付き合いがある会社や業界の人たちだけが出展し、来場するような
イベントであれば、あなたの会社が用意すべきコンテンツは、
普段の技術紹介に使用している資料やデモンストレーションでもかまわない
かもしれません。
しかし、イベントの趣旨から他の業界や業種の来場者が見込めるような
場合には、それ用にコンテンツを用意しなければなりません。
簡単に言えば、あなたのコア技術を素人にもわかるように説明するコンテンツ
であり、どんな価値を享受できるのかがわかるコンテンツを準備する
必要があります。

パネルなのか、プレゼンテーションなのか、デモなのか、最もわかりやすい
形で伝える工夫が必要です。
例えばあなたのブースのデモを見た来場者が、「それならウチのこんな
ところに使えば、あの工程が楽になるかな?」と具体的な使い方がイメージ
できるようなコンテンツならベストでしょう。
イベントや展示会は、あなたの会社が持つコア技術を世間に公開して、
あらたな用途開発を促進するには良い「場」になります。
ただし、その「場」の選び方や、そこでの「見せ方」つまりどんなコンテンツを
準備するかによって結果は大きく左右されます。

あなたの会社でも、こういったマーケティング目線でイベントや展示会に
取り組むことをお薦めします。最大の期待すべき効果は、あなたの会社が持つ
コア技術の新しい用途が誘起されることですから。