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専門コラム 「週間ルーセント通信」 第32話 エコシステム

エコシステムという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
実際には明確な定義がないので、様々な場面で少しづつ違った使われ方を
しているようですが、私が言うのはビジネスエコシステム。
日本語にすると事業連携と呼ばれることもあります。

B2Bを中心とするモノづくりの事業では、1社ですべてをまかなうことは、
通常ありません。小さな部品からモジュールを組み、そのモジュールを
組み立ててセットにし、動作に必要なソフトウエアを組み込む。

こういった一連のモノづくり関連業者全体を一つの生態系としてとらえて、
エコシステムと呼びます。
ですから、特段そのような呼び方をしなくても、従来から様々なモノづくり
企業が、それぞれの得意分野の技術や製品を通じて関わってきてことを
考えれば、意識はしなくても昔からあったとも言えます。

最近の動きは、この企業間連携をはじめから強く意識することで、
さらに結びつきを強めていくやり方です。

例えば、あなたの会社がある部品をA社に納めていたとします。
A社は他の部品と組み合わせてモジュールを作り、B社とC社に納めて
いたとします。
通常であれば、あなたからはA社の取引先のB社やC社は見えませんし、
直接会う機会はないでしょう。

しかしこの一連の企業でエコシステムを作って連携をするところに
踏み込めば、B社やC社と直接情報交換する機会ができます。
そうすると、従来とは違ったまた別の視点からのインプットがあり、
新しい用途開発が始まっり、あなたの会社の商品開発のヒントが
もらえたりします。

ただ、利害関係が絡むこともあります。
ですから、その最終製品やサービス、システム全体を見渡して、
強い影響力を持つ1社が音頭をとるように持っていくことが、
成功の秘訣です。
そのためには、関連企業のマーケティング戦略のベクトルを
合わせる必要がありますが、どの会社にとっても、メリットはあります。