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専門コラム 「週間ルーセント通信」 第3話 製造業の持続的成長

製造業が持続的な成長をしていくために必要なことは、2つあります。
社長さんならすぐにわかると思います。

  • 常に新しいビジネスや顧客を獲得し続けること
  • 常に新しい製品や商品を出し続けること

の2つです。
この2つは、お互いが常に影響しあっていると言っても良いでしょう。

新商品が新しいビジネスを生み、新しい顧客からのインプットが
次の新商品開発に生かされるのは、感覚的にも理解できることだと思います。
この商品開発、成功の鍵は市場からのニーズを汲み取りつつ、
自社が持つ技術とどう組み合わせるかと言われますが、
そう簡単なことではありません。

なんとか今ある技術や今ある商品で新規のビジネスを
もっとたくさん獲得できないか、と思うにも自然なことでしょう。

そこで必要なのは、「ウチの技術、ちょっと違った使い方出来ないのか」とか、
「別の業界で、我が社の商品を利用する方法はないのだろうか」
という発想であり、それを探求する意思です。

特に産業材などで、限られた数の企業とだけしかビジネスがない、
特定の業界でしか使われていない、といったケースでは
このように自社技術の利用範囲を広げることで、
新規のビジネスにつながることが大きなメリットになります。

また、違った利用の仕方をすることで得られるフィードバックを
自社の商品開発に活かすことで、自社技術を深化させることも期待できます。
この利用範囲を広げる活動が、用途開発です。

この用途開発を広げるには、ある工夫が欠かせません。
例えば「ちょっと違った使い方が出来ないだろうか?」という
問いかけの答えを得るには、どうしたら良いのでしょう?
それは、いまある技術の見せ方と見せる相手に鍵があります。

「ちょっと違った使い方」を発想してもらうには、何をどう見せれば良いのか。
どこの誰に向かって問いかければ良いのか?これが肝になります。
「別の業界で、我が社の商品を利用する方法はないのだろうか」にも、
別の見せ方が必要でしょう。

このように見せ方を工夫することは、言うは易しですが行うは難しです。
それなりの努力と試行錯誤が必要です。
ただし、ビジネスの将来を見据えると避けては通れないでしょう。

瞬間的な売上の増大にはならないかもしれませんが、
ビジネスの持続的成長を目指すのであれば、
経営者には自社技術の利用範囲を広げるためにリソースを使うことをおすすめします。