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専門コラム 「週間ルーセント通信」 第31話 技術の翻訳と見せる場の考え方

先日、手塚治虫氏が1950年代後半に制作した代表作「鉄腕アトム」の原画が、
フランス・パリでオークション(競売)にかけられ、
約3500万円の高値で落札されたとの記事がありました。

その金額にも驚きましたが、注目したのは、出品したのがオーストラリア在住の収集家、
落札したのがヨーロッパ在住の収集家であることです。

御存知の通り、我々含め世界中に住む一人ひとり、自身の価値観があります。
そして、様々な価値観を持った人がいます。
近年の日本のマンガブームを考えれば、世界中に手塚治虫ファンがいても不思議ではありません。
重要なのは、その原画がきちんと同じ価値観を持つ人から人へ渡ったということです。

美術品や骨董品ならオークションは一般的です。
絵画に共通の価値観を持つ人達が集まったりできますからね。
では、”技術”はどうでしょう?

あなたの会社が持つものづくりの技術や、他では真似出来ない製品。
こういったものは、その技術や製品を使うことで自社のビジネスに生かせるような企業に
きちんと渡らなければ、なんの役にも立ちませんね。
つまり美術品同様、価値観を共有する企業や顧客に、あなたの技術や製品を
きちんと届けなければならないのです。

では、世界中に星の数ほど存在する企業の中から、同じ価値観を持つ
企業を探すには、どうすればよいのでしょうか?
美術品であれば、オークションという”場”があります。

技術なら展示会や見本市がそれに相当するでしょう。
現代ではインターネット空間をプロモーションの場と考えることもできます。
そして、このような場を最大限に活用するには、やはりその見せ方にも
注意を払う必要があります。

誰もが見たらひと目で「手塚治虫氏の鉄腕アトム」とわかるように、
「この技術はこんなベネフィットがあるのか」とか
「この製品を使えば工数がこれだけ減らせるのか」のように、
難しい技術をわかりやすく翻訳するテクニックが必要です。

御社では、技術の翻訳と見せる場つくりをじっくり考えてみたことはありますか?