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専門コラム 「週間ルーセント通信」 第5話 可能性は無限大

新しい要素技術や部品などが開発されると、
この「可能性は無限大」というフレーズとともに大々的に発表されます。
あなたも何度か聞いたことがあると思います。

最近では例えば、すべてのモノがインターネットにつながる
IoTなどが良い例でしょう。
情報機器だけでなく、自動車や家電から健康器具に至るまで、
ネットに繋いで機器を遠隔操作したりデータを活用したり、
「その可能性は無限大」ですと言われています。

可能性が無限大なら、そこでのビジネスチャンスも
無限大になりそうですね。
そこで注意しなければならないのは、
この無限大の可能性がある要素技術や製品の価値を
きちっと利益に変換することです。
経営者ならおわかりですよね。

その可能性を現実のものにするためには、
実際にその要素技術や部品が最終製品の中に組み込まれて、
市場で売買されて利用者に使われなければ、
絵に描いた餅に過ぎません。

つまり、無限の可能性を持った要素技術をどう利用していくかという
「用途開発」が非常に大きなカギを握っているといえるでしょう。
では、その用途開発が多くの分野で積極的に進むようにするには、
どうすればよいのでしょうか?

あなたが無限の可能性を持つ要素技術や部品を開発した企業の経営者だとして、
あなたが出来ること、すべきことは、どんなことがあるのでしょうか?

答えを一言で言うなら、それはマーケティングです。
もっと言えば、情報発信です。
さらに表現を変えれば、

  • その要素技術や製品で何が出来るのか
  • どんなメリットがあるのか
  • いままでできなかったことができるようになるのか
  • いままでより効率よくできるようになるのか
  • デメリットは何か
  • 費用対効果は

などを噛み砕いて「わかりやすく」見せることです。
それも相手によって「わかりやすく」の捉え方を変える必要がありますし、
見せる「場」も違います。

この「見せ方」「情報発信」を考えることが「マーケティング」であり、
一般に言われる「営業」とは別の活動です。
マーケティングの戦略づくりが出来るようになると、
「可能性は無限大」といった漠然とした状態から一歩進んで、
あなたが持つ可能性は無限大の要素技術や部品を
具体的なビジネスにまく変換することも出来るようになります。

ただ、マーケティングというと言葉に惑わされてしまいますので、
ここで書いたように「見せる技術」とか「用途開発を促す方法」と
置き換えると理解しやすいのではないでしょうか?

是非この「見せる技術」とか「用途開発を促す方法」という視点で
自社が取るべき戦略を考えてみてください。
それが、手元の技術を利益に変換する方法に通じるのですから。