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専門コラム 「週間ルーセント通信」 第33話 商品開発と用途開発は車の両輪

製造業だけでなく、企業として成長するためには、新しい商品やサービスを常に提供していかなければなりません。
ですから多くの会社で商品開発に知恵を絞りリソースを割いています。

成功する商品開発は、「市場のニーズを汲み取ることだ」とよく言われます。
耳で聞くともっともらしい言葉です。
しかし、いざ実践しようとすると、

  • 市場ってどこよ?
  • 誰に聞けばいいの?
  • そのニーズの解決策にいくら払ってくれるの?

など、具体的なことはわからないことだらけです。
その結果、ポイントがずれた情報を取り込んで商品開発に着手。
商品化はできても見込みのような営業に結びつかない。
ということが起きてしまいます。

では、商品開発に失敗しないために必要なことは何でしょうか?
それは、商品開発の段階から、用途開発を念頭においておくことです。
先程の「市場ってどこよ?」「誰に聞けばいいの?」といった疑問の答えは、
その商品の用途を決めることがヒントになります。
自社のユニークな技術を使った新商品は、どういう使われ方をすれば、
どんなメリットを提供できるのか。
そのメリットを高く評価してくれる用途は何か?
その用途でのプレーヤーはどんな企業か?
それは、従来から使われている用途の延長かもしれませんし、
一回り外の関連製品かもしれません。
いずれにしろその用途を決めることで、市場もクリアになるし、誰に聞けば
良いのか、どこからニーズを汲み取るべきかが見えてきます。

そして、その市場のプレーヤーの情報を集めたり、直接アクセスすることで、
ニーズに対する困り具合がわかります。
困り具合がわかれば、その解決にどのくらいの対価が払えるか?現行品や
代替策との比較ができるようになります。
その上で、用途開発を共同して進めることができれば、そこから自社の
商品開発に、正しいインプットを入れることができます。

このように、用途開発を視野に入れて商品開発を進めることで、結果的に
きちんと刈り取りができる、失敗しない商品開発が可能になります。
自社の開発チームだけで、ユニーク技術中心、それありきで商品開発を
進めるのは、リスクが大きいと言えるでしょう。